日本ボクシングの選手人口拡大について
「ファイトマネーが低いからボクシングをする人が増えないんだ!」といった意見を耳にすることがある。
確かにボクシングの試合の報酬は命がけで行う競技(仕事)として割に合わなく、その現状ではボクシングを始めようと思う人が減少するのではないかと感じるのも理解できる。
だが、はたして問題はそこだろうか?今回は僕の「2つ」の視点から本質の部分を考えてみたい。
まず1つ目は
『Aパターン』
目的=ボクシングが好きでやりたい
手段=練習に集中できる良い環境づくりにお金が必要。競技を継続していくために生活費のお金が必要
現状=ファイトマネーが少なく生活が苦しい。アルバイトなどに時間と体力を奪われる。
『Bパターン』
目的=お金を稼ぎたい
手段=ボクシング
現状=ファイトマネーでは稼げない
上記2パターンが本質のはずです。現在言われてる内容や問題提起に対する対策や改善案は目的と手段がバラバラになっていて論点がズレまくっているんではないかと思っています。
おそらく今、日本のボクシング人口を増やすための対策案として多く言われているのは『Bパターン』の対策で「お金をいっぱいあげるよ!ファイトマネー高いよ!」という状況になればボクサーが増える、と。
